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1-1. 「テレコズム」の定義
[GEORGE GILDER- TELECOSM]

"コンピュータの時代-マイクロコズム-は終わった。時代は、光ファイバーに牽引された情報伝達力により新しい時代-テレコズム-へと移行しつつある。"

この刺激的なビジョンを掲げる「テレコズム」著者、ジョージ・ギ ルダーは、あるときはニクソンのスピーチライター、あるときはレーガン政権下でのサプライサイドエコノミーの論客、またあるときはクリントン=ゴアの情報 スーパーハイウェイ構想に影響を与えた情報通信産業の研究者として、時々の政権、政策に関与してきた未来学者である. 

"「テレコズム」―^新しいコミュニケーション技術によって実現され、規定される世界―は、人間のコミュニケーションを普遍的で瞬間的、かつ無限の容量をもった限界のないものをするだろう。コミュニケーション(通信)能力を表す言葉として最も一般的に使われているのは「帯域」である。テレコズムが可能にする新しい経済では、この帯域がコンピュータの処理能力に代わって技術進歩の原動力となる。(テレコズム P.3)" 

ジョージ・ギルダーの「テレコズム」論で興味深いのが、彼が1992年に「未来の覇者―マイクロコズムの世紀」として、時代はマイクロチップの時代、コンピュータの時代である、と論じていること、またそれが1992年と、Windows95によりPCが一般に普及する時代よりも先にPC時代の到来を「予言」していることである。